女性でもハゲる？更年期障害での抜け毛の原因と対策

ハゲや抜け毛は男性のイメージが強いですが、女性も更年期以降になるとハゲてきます。

そのシステムは男性のそれとは全く違うので、男性と同じ対処法をしていたのでは改善の期待はほとんど持てません。

まずは更年期障害から抜け毛や薄毛が気になる原因を把握し、適切な対策を見つけることが大事になります。

更年期障害から抜け毛が増える原因

女性の更年期とは閉経の前後5年を指します。

閉経年齢は個人差があるのですが50歳前後と言われていますので、更年期障害の時期は40代50代ということになります。

更年期になると、女性には様々な体調の変化が見られます。

この変化の中に『薄毛』が存在するわけです。

どうして薄毛や抜け毛はもちろん、めまい・肩こり・のぼせ・頭痛などの症状が起こるかというと、エストロゲンという女性ホルモンの減少が大きく関係しています。

簡単にいえば、ホルモンバランスが崩れるということです。

エストロゲンには毛髪や肌の成長を持続させる効果があるため、エストロゲンの減少は肌や髪の毛の老化へとダイレクトに影響します。

更年期障害で抜け毛を気にされる方は多くいるのですが、実は抜け毛よりも深刻なのは髪の毛1本1本が細くなることです。

成長期間が短くなるため、十分に髪の毛が育ちきらないため、このようなことを引き起こします。

男性とは全くメカニズムの異なる女性の薄毛は、はげ方も男性とは大きく異なります。

男性の場合は頭頂部（カッパ型）や生え際（M字ハゲ）から育毛面積が減少していくのに対し、女性の場合は全体的に薄くなってきます。

毛が細くなり、ボリューム感がなくなり、頭皮が見えるようになってくるのですが、髪の毛の本数が減る男性とは違い、更年期からの女性は髪の毛が細くなるのが特徴です。

原因がわかれば対策方法は自ずと見えてきます。

しっかりと対策をし、若々しい髪の毛を取り戻しましょう！

見た目に自信が持てれば、お出かけも楽しくなりますもんね♪

まずは頭皮の血流を改善し、栄養が隅々まで行き渡るよう健康な状態にしておく必要があります。

1日数回×３分で良いので、頭皮をマッサージしましょう。

コツは表面をマッサージするのではなく、頭蓋骨をマッサージする意識です。

表面だけのマッサージでは頭皮の中までなかなか効果が望めないため、固まっている頭皮を指の腹で無理矢理動かすといった感じです。

「大豆イソフラボンは女性ホルモンに近い働きをする」という話を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

それは正解で、大豆に限らずイソフラボンはエストロゲンに近い働きをしてくれます。

食事の中に意識的にイソフラボンを多く含む食品を入れることで、更年期障害での抜け毛に効果を発揮すると言われています。

イソフラボンを多く含む食品

豆腐、納豆、味噌、きな粉、豆乳、油揚げ、がんもどき、おから、etc

シャンプー方法が正しく行われていないと、抜け毛を助長してしまいます。

髪を洗うだけではなく、しっかりと頭皮を洗うこと。

また、爪を立ててゴシゴシ洗うと頭皮を傷つけてしまうので指の腹を使って洗うように心がけましょう。

「今までは爪で洗っても大丈夫だった」と思われるかもしれませんが、年齢とともに皮膚の回復力は落ちてきます。

若い時は傷ついてもすぐに治るので影響はなかったとしても、年齢を重ねると頭皮の傷みは十分に薄毛の原因になり得るのです。

不規則な生活は血流を悪化させるだけではなく、無意識的なストレスの原因にもなります。

規則正しい生活を徹底することで、女性ホルモンのバランスは改善されていきます。

ウォーキングなどの軽い運動を定期的にすることも、体全体の血行を改善することができ、頭皮を健康な状態にするためには有意義です。

女性用育毛剤のほとんどは、更年期以降の女性に向けて開発されています。

日常生活を見直しても改善が見られないようなら、育毛剤の使用を検討されても良いでしょう。