これからの日本で生きていくために、未来を真剣に考えている人は副業を考える方も多いでしょう。
日本人平均賃金は毎年減少傾向なのに、なぜか物価は上がり続ける現代。
何かしらの手段を検討するのは当然のことです。
その中でもインターネット(パソコン)を使った副業は人気で、その方法を1つずつ挙げていけばキリがありません。
今回はその中でも特に商売としてのイメージが付きやすいネットショップの開業方法についてご紹介します。
目次
ほぼ無料?個人でも可能なネットショップ
通常、お店を開店しようとすると大きなリスクが伴います。
資金面はもちろん、まともに商売をするためには副業で行うことは難しく、会社員の方などは脱サラをして臨むことになるでしょう。
万が一失敗などすれば、それは職を失うというサラリーマンの最大リスクなんてどうでも良いレベルのダメージを受けます。
- 大きな負債
- 社会的信用の消失
- 再雇用の問題
- 閉店業務における精神的ダメージ
それらが一度に襲ってきた時のことを想像して下さい。
そのリスクを全て背負って行うものが独立なのです。
しかしネットショップの場合、リスクを最小限にとどめて開業・運営していけば、リスクなんてほとんどありません。
サラリーマンのポケットマネーで解決できる程度です。
実店舗開業と比較した場合には、”ほぼ無料”といっても過言ではないでしょう。
カート・決済機能付きネットショップサービス
賃金低下による副業希望者の増えた社会的需要を受け、有料無料問わず今では様々なネットショップサービスが運営されています。
楽天市場のような企業向けショップサービスはもちろん、個人が趣味で販売できるよう無料会員登録で使用できるサービスまで存在します。
どのような立ち位置で、どれくらいの規模運営を望むかによってオススメするサービスは変わってくるのですが、副業で数万~数十万円/月の利益を狙っていくなら、カラーミーショップがオススメです。
カラーミーショップは楽天市場やAmazonほどの集客力こそないものの、個人が利用できる程度の格安で利用でき、ネットショップを運営していく上で必要な機能は網羅しています。
また、サーバー落ちや不安定アクセスなどにも強く、システム面は安心して任せることができるので、集客・デザイン・販売・接客などの運営だけに集中することができます。
ここは意外に大事で、無料サービスを使うと、システムトラブルなどが起こったりする可能性が有料サービスに比べれば当然高くなります。
そしてトラブルの際無料サービスはほとんど個別に対処してくれることはなく、自身で全てを解決することになります。
1件のトラブル処理に10日でも使えば、どれだけの労働価値を捨てることになるでしょう。
お客様が集まりだしてそんなことがあれば、いったいいくらの機会損失をすることになるでしょう。
とにかく副業としてしっかりとした運営をして収益を上げていきたいのであれば、無料サービスは考えものです。
しつこいですが、格安でコストパフォーマンスに優れるカラーミーショップを個人的には強く勧めます。
何を販売するのか
当たり前ですが、ネットショップを開業したら商品を並べて売らなくてはいけません。
意外に副業でネットショップをする方がつまづくのが、この販売商品。
利益を差し引いた値段で仕入れることができる商品・販売ルートを確保することが必須です。
販売商品については、それぞれの環境やコネなどで大きく左右される部分ですが、参考までに副業の方がよく販売しているものをいくつか紹介します。
- ハンドメイド商品(雑貨・アクセサリー・スマホケースなど)
- 輸入アイテム(中国・欧米)
- せどり商品
- 無在庫販売
- 代理販売
ハンドメイド商品
主婦の方などが空き時間で行っていることが多いようです。
家事の合間などにコツコツ商品を作り、それをネットで販売する形。
中にはハンドメイド商品の販売で、月収50万円を超える主婦もいるそうです。
手先が器用な方は検討してみても良いかもしれません。
良いものが作れれば、オンリーワン商品なので競合を気にしなくて良いというのが1番のメリットではないでしょうか。
輸入アイテム
海外から輸入したものを国内のネットショップで販売するという手法。
上手くいけば安定した仕入れ先になる反面、最初は少々ハードルが高いので、チャレンジできる人は限られるかもしれません。
その分ライバルは少なく、人気商品を見つけ出せれば1商品だけでも大きな利益になることも。
法律、言語などの壁に抵抗を感じない人にはオススメ。
せどり商品
いわゆる転売厨と言われるものです。
値崩れした安いものを実店舗やネットショップで購入してきて、自分のネットショップで販売するという方法。
目利きが慣れない内は商品を仕入れることすら難しく、まずは安い商品を探すスキルを習得しなくてはいけません。
せどりといえばAmazonでの販売などが有名ですが、独自ショップへも集客することで手数料を削減でき、上手くいけば利益を最大化出来ます。
無在庫販売
自分で持っていない他社商品を販売し、売れた後に購入する(仕入れる)というもの。
販売者側には在庫リスクがなくなるため副業で興味を持つ人が多いが、賛否両論ある販売手法で、トラブルの元になることも少なくない。
Aという商品が売れたら、他の安い店舗でAを仕入れるわけだが、仕入れ時には高くなっていたり在庫がなくて仕入れれないということが起こります。
常に仕入れルートの複数確保しておくことが絶対条件でしょう。
代理販売
他社の商品を代理で販売してあげることで手数料をいただく方法。
良い代理販売契約が取れると、面白いことになることも。
実店舗販売している会社や個人の方で、インターネットに明るくない人も多いので、マージンをくれれば代わりにネット販売をしてあげるというと乗り気になる人もいます。
よく売れる商品を代理販売することができれば、1商品だけで大きな収入になることも十分に考えられます。
集客方法
ショップが完成して、魅力的な商品を並べても、そこに訪れるユーザーがいなかったら売れることはありません。
ネットショップはお客様と対面しないまま完結するので忘れがちですが、インターネットの向こうにいるお客様に購入してもらってなんぼなのです。
集客数が倍になれば、単純に売上も倍になるので、非常に大事な部分です。
広告
一番手っ取り早いのが広告を出稿することです。
しかし金銭的リスクがかかってくるため、まだ売上が立たない方が行うには抵抗もあるでしょう。
メルマガ、検索エンジン、SNS、大手サイトなど、探せば広告を出稿できるところは沢山あります。
広告効果をテストしていき、自分のショップの利益によりメリットの大きな広告媒体を探しましょう。
SEO
ネットショップのソースや外部施策を最適化することで、検索エンジンの上位表示をして、自然検索ユーザーをあつめる手法。
かなり専門的な知識や、莫大な作業量が必要になってくるので、初心者の方はあまりSEOにこだわらない方が良いかもしれません。
しかし一度上位表示されれば、ずっと無料で大量の集客ができるようになるため、最終的には考えないわけにもいかない部分です。
SNS
Facebook、Twitter、インスタグラムなどのSNSを使って広告する方法。
SNSは基本的に商用利用を禁止していることが多いので、やり方によってはアカウント自体が削除されることにも。
SNSを利用している人は、宣伝されたくてSNSをしているわけではないので、他利用者の迷惑にならない程度にしましょう。
嫌われる行動を取ると悪い噂が立ちますし、悪い噂の拡散こそ早いのがSNSです。
ショップデザイン・構成
良い商品を扱って、そこに人が訪問してくれるようになっても、ショップのデザインが悪いと全く売れません。
実際に、デザインや構成を変更しただけで売上が何倍にもなったという話はよく聞きます。
消費者心理を考えつつ、1ページ1ページしっかりと作り込んでいきましょう。
キャッチコピー
商品ページタイトル、見出し、商品説明など、文章は非常に大事な部分です。
信じ難い話ですが、商品ページの1行を書き換えただけで、売上が倍になったという話もあります。
1文字1文字よく意味を考え、お客さんにどのように伝わるか想像しつつ、キャッチーな文章を作っていきましょう。
配色
色が人に与える影響は非常に大きなものだと言われています。
感情はもちろん、健康にすら影響を与えるのだとか。
ネットショップでもその傾向ははっきりと表れ、購入ボタンを赤から緑に変更したらクリック率が1.6倍上がったという報告もあります。
色に関する専門書籍を購入するのも良いでしょうし、少しずつ色を変更し、テストを繰り返してより良いものを探すのも良いでしょう。
サイズ
ページ内の各サイズも売上に直結する部分です。
例えば高齢者がターゲットであれば、デザイン性を落としてでも文字を大きくする必要もあるでしょう。
より画像などでインパクトを与えたいのであれば、横幅いっぱいに画像を表示させることもあるでしょう。
どこを目立たせたいのかを考えてからサイズを検討すると、比較的すんなり決まることが多いでしょう。
画像・動画
文章ばかりのページは閲覧するだけでも疲れるため、訪問者の離脱率は高い傾向にあります。
最適な画像や動画を埋め込むことで、一瞬で商品についてのイメージを与えることができるため、ショップページ作成をしていく中では必須です。
場合によっては文章がなくても、画像だけで売れることもあります。
ネットショップを作る場合、画像や動画にはトコトンこだわるくらいがちょうど良いでしょう。
レビュー
インターネットショッピングをする方が一番参考にするのが「購入者のレビュー(体験談)」ではないでしょうか。
よく売れる商品ページというのは、購入者のレビューが簡単にわかる内容になっています。
実際に購入した人の評価がわかると、購入者も安心して商品を買うことが出来ます。
もちろんステマなどのヤラセ行為はショップの信用を損ねるのでしてはいけません。
購入方法
購入方法が複雑な販売ページでは、購入意思がある消費者すら取りこぼすことがあります。
小学生くらいの子供でも簡単に購入できるようなページを作るくらいの意識で作成しましょう。
また、購入時に記入欄が多いと購入意欲が薄れるので、記入箇所も最小限で済むように工夫が必要です。
明瞭さ
価格、配送料、保証内容など、図や表を利用してわかりやすくしておく必要があります。
私自身、配送料金がいくらになるのかわからなくて、購入をやめた経験があります。
対面式の実店舗と違い、購入者は不安があればカートに入れるのをためらいます。
購入時に気になりそうなことはひと目で分かるよう、明瞭な構成を意識しましょう。
リピーター戦略
新規客を集めて販売するよりも、リピーターを集めて販売する方が成約率が高く、コストパフォーマンスにも優れます。
長く安定したネットショップ運営をしていくのなら、リピーター戦略は欠かせません。
メルマガ
購入時にメルマガ登録を促すことで、後々セール情報などを通知することが可能になります。
基本的にネットショップなどの媒体は「プル型」と呼ばれ、お客様が来るまで待つというスタイルなのですが、メルマガのような「プッシュ型」を組み合わせることで、販売戦略の幅は大きく広がります。
お願いをするだけでも登録してくれる方はいますが、できることなら登録特典などを付け、メルマガ購読してもらうように促しましょう。
メルマガがあるだけで、在庫処分や大量仕入れ時の大量販売など、リスクヘッジにもなります。
LINE@
メルマガと基本的には同じなのですが、メッセージを送った時の精読率はLINE@の方が高いと言われています。
特に若年層への販売にはLINE@は強力で、これからのショップ運営にはマストな項目と言えます。
まずは無料で始めれるので、試しにやってみても良いでしょう。
ネットショップ運営ができるくらいの知識があれば、難しいことは特にありません。
クーポン
クーポンを配布することで、購入を促すことができるようになります。
人は得することよりも損することに対して敏感なので、できればクーポンの使用期限を定めましょう。
クーポン配布でお得感を与えることで購入を促し、期限が近くなれば、クーポン失効で損することを避けようとするために購買する動きが生まれます。
まとめ
副業でネットショップを開業してみたい方のために、ネットショップ運営には何が必要なのか簡単に説明させていただきました。
細かいところは省いているので、そこは実体験をしていく中で思考していってください。
ここでは大まかな全体図を把握していただければ幸いです。
一概にネットショップといってもすることは沢山あって、副業で行う場合、難しいところも出てくるでしょう。
そのような場合には、外注さんなどを募集して、業務の一部を行なってもらうのも良いと思います。
基本的な部分さえ出来てしまえば、あとはフィードバックしつつ最適化していくことで”売れるショップ”になっていくことでしょう。
長い文章でしたが、ここまでお疲れ様でした。
開業までにやることのまとめ記事として、ブクマや拡散などしていただけると泣いて喜びますので、ぜひ♪