ネットショップでの販路拡大をする場合、HPとカートだけを作るなんてもったいない!
私はそのように思うのですが、ほとんどのネットショップ運営者様は、ネットショップだけで勝負をしようとします。
- どのようにショップ構築ししているか
- どのような商品を販売しているか
- 予算はいくらか
などの条件によってすべきことは変わってきますが、”ネットショップだけ”での販売はもったいないということだけは全てのネットショップに共通します。
ネットショップはプル型
ネットショップというのは、プル型の媒体になります。
ショップ構築し、SEOや広告で導線を設けて、後はお客様を待つばかり。
それだけでもキチンと最適化すれば商品は売れていくのですが、少しもったいないんですよね・・・。
特にプル型媒体だけだと、リピーター獲得が非常に難しくなります。
ブックマークに入れてもらっても、ブックマークの山に埋もれていきます。
「このショップいいな」と思ってもらっても、1ヶ月後にそれを思い出す人はどれくらいいるでしょうか。
頑張って呼び込めたお客様をどれだけリピーター化できるか。
ネットショップの成功の鍵は、そこに掛かっていると言っても過言ではありません。
プッシュ型も織り交ぜる
初期集客に関しては、プル型だけでも問題ないでしょう。
各ページでSEOを最適化しつつ、余裕があれば費用対効果の取れる広告を売っていく。
うまくやればそれなりに売れます。
しかしそこにプッシュ型戦略を織り交ぜていくことでリピーター率が上がり、売上はどんどん積み重なっていきます。
プッシュ型媒体とは以下の様なものです。
- 公式メルマガ
- LINE@
- 会員制特典(割引など)
- Twitter・FacebookなどのSNS
待つのではなく、コチラからお客様にコンタクトを取っていく手法がプッシュ型と呼ばれるものです。
経験がない方には最初は難しく感じるでしょうが、一度システムを作ってしまえばそんなに難しいことではありません。
公式メルマガ
連絡手段の多様化で年々メルマガの力は落ちていっていますが、それでも未だ強力な手段であることに変わりありません。
購入者に向けて、メルマガ登録で割引券を発行するなどして読者を集めていき、定期的にメルマガを発行するのです。
メルマガは普段お客様が使っている携帯電話やパソコンのメールボックスに直接アクセスすることができるため、配信する度にショップのことを思い出してもらえます。
以前購入してもらった関連商品のセールなどを行えば、一定割合で購入も促せるはずです。
最初はなかなか効果を実感できませんが、「メルマガを育てていく」という意識で気長に運営していけば、必ず強力な販促ツールとして使えるようになっていきます。
ショップ運営をしていく中で、メルマガ発行はマストです。
LINE@
おそらく知らない日本人はいないのではないかと思うほどの知名度を得たスマホアプリ『LINE』。
そのLINEに対して、営利目的の公式アカウントが作れるサービスがLINE@です。
フレンド人数が多くなると費用も必要になってきますが、少数の内は無料で利用することができます。
特に若者層に対してのアプローチが非常に強く、フレンド(購読者)獲得が上手くいけばものすごい威力を発揮します。
1回のメッセージ配信で100万円の売上に繋げることも、不可能ではありません。
こちらもメルマガ同様、最初はコツコツと人数を集めて育てていく感覚で運営していくと良いでしょう。
会員制特典(割引など)
会員になれば特典を受け取れるなどとして、ショップ会員を募るのも効果的です。
「会員様だけ」といったキャンペーンを定期的に行うことで、会員は特別感を感じてリピート訪問してくれやすくなります。
特にターゲットが女性の場合には、この”特別感”に敏感に反応する傾向にあります。
ただし会員獲得方法として「買い物するには会員登録が必要です」としてしまうと、初回購入率が大きく下がってしまいますので、獲得方法にはアイデアが重要です。
Twitter・FacebookなどのSNS
TwitterやFacebookなどのSNSも上手に活用することで、リピート購入を促すことが出来ます。
Twitterは公式アカウントを、Facebookは公式ページを作って、フォローさえされれば次回からのお知らせを直接お客様へ届けることができるようになります。
またアイデアによっては拡散してもらえる可能性もあるため、作り方によってはとても面白い集客手段になります。
最近では画像メインのSNS「Instagram(インスタグラム)」も流行っていて、面白い画像や友達に見せたくなる画像を用いることで拡散を狙うことが出来ます。
まとめ
ネットショップ運営に利用できるプッシュ型媒体を4つほど紹介しました。
誰でもネットショップを作れるようになった昨今、普通にショップを開設してお客様を待っているだけでは埋もれてしまいます。
待つだけのネットショップから、攻めることもできるネットショップへ。
使える武器が多くなれば、それだけ売上も上がっていくことでしょう。